第3回 シールドトンネル高速施工
2011-09-06
首都高中央環状品川線
高速中央環状線(全線約47km)は、JR山手線のように東京都心から各地域に伸びる主要高速道路を繋ぐ役割を担っている重要な高速道路です。西側はJR山手線の少し外側を走り、東側は荒川沿いに膨らんで、きれいな円を形作っています。現在、この高速中央環状線の全線開通を目指し、南西部にあたる品川線の工事が進められているところです。品川線が開通すると、都心に集中していた交通の流れが分散され、所要時間の短縮、排出ガスの減少などの効果が期待されています。
下から見上げると、その迫力に圧倒されます。先を見ると、トンネルの断面が見えています(写真2)。ここからマイクロバスに乗り、シールド先端部まで移動しました(写真3)。
いよいよシールド先端部に到着しました(写真8)。私たちが到着した時に、シールドマシンが動き始め、足の裏から地響きのような振動が伝わってきました。通常より大きめのセグメントがバキューム装置で持ち上げられていきます(写真9)。掘り出された土はベルトコンベアーで私たちが入ってきた大井北立坑まで運ばれていきます。シールドマシンが動き始めてから、トンネル内の空気が少し埃っぽくなりましたが、整理整頓が行き届いたとてもきれいな現場でした。
ご案内下さいました寺山建設部長(首都高東京建設局)、ご説明下さいました湯田坂課長代理(首都高東京建設局品川線工事事務所)、森口所長(鹿島建設中央環状品川線本線シールド(北行)工事事務所)ほか、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。